空白  真相 1
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真相 1

 最近は朝はサエと子供と私、それにボンとフミコで下の喫茶店でモーニングを食べる。それで私とボンが残されて30分後に出る。今日はボンが新聞の紙面を広げている。
「これって少し流れ変わらないか?」
「予想外の流れだな」
 ITMファイナンスの社長が伊藤に加えて背任罪として親会社とメインバンクに訴えられた。それが反対に社長がメインバンクの頭取を訴えたのである。ここには頭取と伊藤が癒着している証拠が提出されているとしか出ていない。
「ここにある第2課長という銀行員はイサムのことじゃないのか?」
 伊藤と一緒に社長室に度々来たとある。伊藤についてはすでに指名手配されている。第2課長についても記述がある。銀行からは無断欠勤で解雇されているが、実は誰かに監禁されて逃げ出したと言う情報が入っている。この人物がITMファイナンス事件の解明の鍵になると見られている。ただ現在は伊藤と同様行方不明である。
 東京地検が昨日任意で社長と会っていると言う。
「カオルが明日にもこちらに来るって言ってるよ」
 サエが思い出したように言う。
 カオルのことはボンにはほとんど話していない。
「カオルって?」
「『白薔薇』のママよ」
「と言うことはサエと一緒か」
 ボン達はサエが男だと言うことを知っている。
「頭取とイサムのことをまた話し合ったそうよ。どうもいつまで隠れているわけにはいかないって」







 
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学生時代に書きためたノートの埃を払って万年筆の文字を打ち直し始めた2作目です。この作品は未完で今回はなんとしても完成したいです。

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