空白  生活 2
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生活 2

 親分がサエの勤めているカラオケバーに入る。夜にここに入るのは初めてだ。サエは気が付いたようだが親分のカウンターの前に着く。親分が姉さんと私を横に座らせて周りにいる女に酒を飲ませる。どうも指名客のようなシステムになっているようだ。寿司などは近くの店から取るようだ。
 いつも間にかあの時の流し目の女が私の横に座って肩に手を回す。姉さんの目はサエを捕らえている。この女はそう言う動物的な感が働くようだ。
「サエ、あの曲をやってくれ」
 親分の指名でマイクを握る。初めてサエの歌を聴いたがプロ並みだ。
 姉さんはサエの指を掴んで離さない。
「アヤって言うの」
と小さな名刺を出してくる。どうもカウンターの中と外の女の動きが違うようだ。
「今日は初店のサービス」
 言うなりズボンのにチャックから細い指が忍び込んでくる。ボックス席も同じようなことをしている。
 サエの目がさらに突き刺されるように向けられる。この雰囲気はたまらない。でも男はキンキンになっている。どうもこうした生活に慣れてきたのだろうか。堪らず噴出したものをアヤは隠そうともしないでティシュで丁寧に拭う。これはいかにもまずい。
 次は親分が古い演歌を歌いサエにマイクを渡す。これもうまい。
「明日から貸付をやってみるか?」
 親分が真顔で言う。
 姉さんがサエの指を舐めている。






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学生時代に書きためたノートの埃を払って万年筆の文字を打ち直し始めた2作目です。この作品は未完で今回はなんとしても完成したいです。

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