空白 生活 3
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生活 3

 サエはこの3日間口をきいてくれない。
「あのな、こういう場合調査するのは分かるか?」
 親分が帰って行った店の女の後姿を追いながら言う。
「決算書は当てにならないぞ。このおしぼりやを調べてみろ。おしぼりの数はごまかせない。わしの名前を出せば教えてくれる。それから集金の帰りにこの店を覗け。領収書を貰ったら落としてやる。延長はするな」
 親分のそばでこの3日間貸付先と会う。貴重な話を聞いていてメモを取る。それから問答があって調査を担当する。
今までは会計の番頭の仕事だったが、彼奴のはセンスがないとの親父の評価である。どうもこの貸付が裏稼業で儲かるようである。
「あのカラオケバーに飲みに行く?」
 集金の終わりに姉さんが声をかけてくる。
「いえ、これから貸付先の調査に行きます」
 別れると地図を取り出して本通りをまっすぐ抜けていく。店の看板を確認してドアを押す。
 割れるような音楽が流れていて、薄暗くてしばらく部屋の中がよく見えない。入口で3千円を払い嫌がるのを領収書を貰う。ボーイがビールを運んできて、すぐに小太りの女が座る。
「後ろに入る?ええことしたげる」
 更に6千円を取るようだ。でも結構この時間でもカーテンに入る客はいるようだ。
「退き!」
 女の声がして小太りの女を弾き出す。
「延長はせいへんで」
「何言ってるの会いに来てくれたんと違うの?」
 黒髪の女だ。
「指名の金は持つから入って」
 さっそくズボンを脱がせると口に含む。
「今日は後ろはだめなのごめんね。あれからまたやぶ医者の治療中。オナニーしてきた?」













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学生時代に書きためたノートの埃を払って万年筆の文字を打ち直し始めた2作目です。この作品は未完で今回はなんとしても完成したいです。

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