空白 ねじれ 4
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ねじれ 4

 探偵の調査書と総理の第1秘書から封筒が届いた。朝一番カオルは東京に戻った。私は大阪のちいママと事務所でコーヒーを飲んでいる。
「忙しそうだな」
「東京の秋葉原に店を構えようとしてるんです」
「4軒目か?」
「今度は部屋借りでニューハーフ喫茶なのです。15歳~18歳の若い子をここで育成するようです」
「と言うことは資金繰りを言ってくるな」
と言いながら第1秘書の封筒からあける。これは頭取から私設秘書の時代の情報を送って貰ったのだ。
 彼は総理がまだ内閣に入らない前から秘書をしている。伊藤が在籍していた総会屋がどうも彼のルートだったようだ。やはりずいぶん前からのつき合いだったのだ。この頃は総会屋からの献金も多かったようだ。私設秘書がまだ頭取になる前の頭取に紹介している。
 次は探偵の封筒を開ける。ブラックジャーナル誌の役員に伊藤の名前が入っていたと報告している。総理は彼が伊藤との付き合いのあることを知っていて、彼が情報を流して総会屋や伊藤から金をせびっていたのを理由に解雇している。彼は罠に掛けられたと思ったのだろう。彼もあなたの貸金庫を狙っていると書いている。私への接触はそこにあったようだ。それと最近何度も反対派閥の秘書に会っているようだ。
 携帯が鳴った。記者からだ。
「武闘派に近い記者からの情報です。あの噂の元は組ではないというのです。あの弟はただの飲んだくれて女ばかりを部屋に連れ込んでいたようです。どうも武闘派には頭取との関係もあり厄介な存在だったようです」
 だから消されたのだ。絵を描いているのは私設秘書だ。



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学生時代に書きためたノートの埃を払って万年筆の文字を打ち直し始めた2作目です。この作品は未完で今回はなんとしても完成したいです。

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