ねじれ 6
- Date
- 2018/09/03/Mon 06:48
- Category
- ミステリー
ブラックジャーナルの第2弾は他誌で発表された。やはり証拠が出せなかったのだ。その代り私がやはり匿名でほとんど同じタイミングで『蝙蝠は誰だ?』という見出しで書いた。伊藤は確かに『白薔薇』のママの部屋に盗撮機を仕掛けた。だがそれは早い時期にママに見つかり外されている。これにはわざわざカオルの証言を付けた。伊藤は最後まで総理と頭取の交渉にはタッチしていなかったのだ。
それと探偵に撮って貰った後姿の元私設秘書と反主流派の秘書のホテル喫茶店での密会の写真の一番見にくいものを掲載した。これは見るものが見たらすぐに理解できるものだ。これは警告だ。
「あの記事は君だな?」
やはり私設秘書が掛けてきた。
「小遣い稼ぎですか?」
「いや、私の手元に伊藤から聞きだしたメモがある」
「伊藤は知りませんよ。それに組長の弟のメモも存在しない。あれはあなたのでっち上げです」
「私も鞄のやり取りに立ち会っていた。君と同じ情報がある」
「それは違いますよ。総理は鞄の中身を見せなかった。それに後半はあなたは外されていた。すでに反主流派の議員から新聞社に確認が来ています。でもあなたは証拠が出せない」
「・・・」
「殺されますよ。もう私は死人を見たくないのです。総理は頭取に圧力をかけています。頭取には恐ろしい取り巻きがいてあうんで動くのですよ。あなたもご存じのはずですよ」
それと探偵に撮って貰った後姿の元私設秘書と反主流派の秘書のホテル喫茶店での密会の写真の一番見にくいものを掲載した。これは見るものが見たらすぐに理解できるものだ。これは警告だ。
「あの記事は君だな?」
やはり私設秘書が掛けてきた。
「小遣い稼ぎですか?」
「いや、私の手元に伊藤から聞きだしたメモがある」
「伊藤は知りませんよ。それに組長の弟のメモも存在しない。あれはあなたのでっち上げです」
「私も鞄のやり取りに立ち会っていた。君と同じ情報がある」
「それは違いますよ。総理は鞄の中身を見せなかった。それに後半はあなたは外されていた。すでに反主流派の議員から新聞社に確認が来ています。でもあなたは証拠が出せない」
「・・・」
「殺されますよ。もう私は死人を見たくないのです。総理は頭取に圧力をかけています。頭取には恐ろしい取り巻きがいてあうんで動くのですよ。あなたもご存じのはずですよ」
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