空白 黒幕 3
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黒幕 3

「どう?彼女とやってみない?」
 カオルが全裸の小柄な少年を指して言う。まだ胸は少年のようだ。だが竿だけになっている。カオルに竿を握られてもう反り立っている。楽屋裏に同様な少年を10人ほど集めて毎日ショーの特訓をしている。私はカオルに秋葉原まで呼ばれたのだ。だが私は頭取にフィクサーの件を聞いてもらっている。
 そのまま1階にある喫茶店に降りる。
「聞いてくれた?」
「ええ、彼は今日は大阪に銀行の合併先を訪問しているわ。昨夜珍しく求めてきたんだけど、口の中で果てちゃった」
 小瓶のビールを2本注文して乾杯する。
「彼の言うには前頭取がR事件と係わりがあって、その当時の総理とそのフィクサーと組んでいて、R事件で追い落としに回ったのが当時は無役の議員だった総理だったらしいわ。その頃頭取も取締役になったばかりで」
「そこで組んだのだな?」
「反主流派のボスは当時の総理の番頭格だったようよ。派閥と資金を背負って準備していた。総理とも話したがこの辺りが引きどきかもと弱気だって」
「それほど追いつめられている?」
「頭取も今のポジションも政権が変われば終りだって言っていた。それと明日この人と会ってほしいと」
 頭取の手書きのメモだ。
「明日私が連れて行ってあげる。ここは私の会社の裏金融でもあるの。あなたも1度会ったことがあるわ」
「元伊藤のボスだな?」
 最後の総会屋と言われた男だ。この人もまだ生きていたのか。

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学生時代に書きためたノートの埃を払って万年筆の文字を打ち直し始めた2作目です。この作品は未完で今回はなんとしても完成したいです。

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