空白 起承転結7

起承転結7

 サエに夜親父の話をした。彼女は小刻みに震えだして蒼白になった。
「会ったら私殺すかもしれない」
 その言葉を聞いて頷いて目を閉じた。
 今日中に5億を振り込む約束になっている。午前中に銀行を回って事務所に戻ると、カオルのメモがあり部屋で待っていると言う。事務員の女が含み笑いをしている。
「振り込みをした」
「ご苦労さん。衆議院選挙の金らしい」
「情勢は?」
「会長曰く今回は野党の勝ちらしいわ。それと修司の銀行の頭取が変わったわ」
 そう言いながら背中に手を回してくる。
「やる前に頼まれてくれないか?」
とサエの親父に会った話とサエの怖がりぶりを話した。
「私がサエになって会うの?」
 あの時ふとカオルのことが浮かんだのだ。
「カオルとサエは似ている。ただ一回り大きさが違うが逃げてから7年もたっている」
「修司は姉妹を抱いてるわけね?殺す?」
 カオルの生きてる世界では普通の会話だ。
「殺さない。不能にするまで」
「分かった」
 もうカオルの口の中に私のものが。




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学生時代に書きためたノートの埃を払って万年筆の文字を打ち直し始めた2作目です。この作品は未完で今回はなんとしても完成したいです。

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