空白 起承転結8

起承転結8

 3日後段取りをしてサエの親父を呼び出した。あれから親父の話は一切していない。今後サエに伝えることもないと思っている。親父を目隠しして小頭にカオルの指定の部屋に運び込んでもらった。親父と私は殺風景なベットだけある部屋に通される。
 ノックがしてショートカットのサエが入ってくる。もし仕組んだことを知らなければサエだと思ってしまう。
「サエなんだな?」
 サエと確信した声だ。サエはビールを運んできてコップにそれぞれ注いでくれる。それから返事することもなく乾杯をして飲み干す。カオルの化粧術は凄い。だが声を出すのは押さえている。
「一度親子の縁で抱かれるがこれっきりだと言っている」
 これはセリフを決めていた。だがあまりにも似ているので驚いたままだ。
「ああ、俺も長くない。もう一度抱けたらと思い続けてきた」
 サエがいやカオルがスカートを下す。立派なものがそそり立っている。親父が思わず立ち上がるとそのままベットに倒れ込んだ。瞬間に移動ベットが運ばれてきて白衣の看護婦が連れ去っていく。
「立たないとダメだなと気合が入ったわ。それで修司のものを思い浮かべた」
「サエそっくりだ」
「化粧って怖いのよ」
「ここは?」
「ニューハーフになるところ。親父さんには悪いけど竿も玉も抜くわ。膣は作らず穴ぽこよ」
「怖いな」
「そんな冷たいこと言うなら許さない」
「いや今日は何でも聞く」
 実はあまりにも似ているサエに押さえられなくなっている。






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学生時代に書きためたノートの埃を払って万年筆の文字を打ち直し始めた2作目です。この作品は未完で今回はなんとしても完成したいです。

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