空白 反撃5
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反撃5

「今度の読みましたがこれは余程慎重にやらないとというのが局長の意見です。でもトップ記事ですよ」
「まずは週刊誌でジャブですね?」
 乗り気の記者の顔を見て言う。彼は私が『白薔薇』のママと組んでいると知っている。だが会長の影は見えていない。今日は姉さんの事務所から帰りに寿司屋に寄っている。
「幹事長の裏金の8億ですが、3億はすでに若手議員に配られたと書かれていますが、残りの5億は?」
「今回与党内の派閥に配られる予定です」
 それまでに阻止することが今回の課題だ。5億を凍結する。
「8億の裏金の口座履歴のコピーはぼかして使ってください」
「出どころは?」
「党首の首になった秘書です」
 さすがに銀行の副頭取とは言えない。
「本人のテープ証言もありますが、これはその時に渡します。まだ伏せておいてください」
 記者はビールを飲みながら器用にメモを取っている。
「彼は党費の使い込みで首になったのですね?」
「実は元々幹事長と組んでいたのです。8億の繋ぎ手でもあります」
「出どころは?」
「これもテープに出てきます。ファイクサーと呼ばれている男ですよ。その金は警備会社から流れていて秘書は今そこの秘書になっています」
「その警備会社は過去に調べたことがあります」
 私は警備会社から出てくる秘書を撮った写真を出す。
「この写真も使ってください」









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学生時代に書きためたノートの埃を払って万年筆の文字を打ち直し始めた2作目です。この作品は未完で今回はなんとしても完成したいです。

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