空白 反撃10
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反撃10

「だめよ!」
 携帯を取ったカオルが首を振っている。カオルはもう全裸でまだ傷が残っている竿を私の中に入れている。
「悪いな。これから車をやるから乗ってくれ。警備会社の会長に会ってほしいんだ」
 膨れてしまったカオルを置いてズボンを上げて時計を見る。もう10時を回っている。店の前に降りるとちょうど黒塗りのベンツが入ってくる。後ろの席に番頭が座っている。手書きの会長のメモを読んでいるともう赤坂の料亭に着く。私は一人で料亭の中に案内される。
「『白薔薇』のママが来るかと思ったが?君は銀行にいたね?」
「私では回答はできませんよ」
「それはお互いにだ。どうも元幹事長にはツキがない。野党の8億の追及もやまないし、ついに検察も動き出した。だが本人は今更に分党を検討しているさ。それに秘書はそちらに握られている」
「そんなに手の内を曝してもいいのですか?」
「これはボスの独り言だ。今度の総理もそう長くない。政治家ではなく官僚の時代だな。それで言うと政治家に金をかけることはない。お互いに押さえるところは押さえている」
「赤坂ですね?」
「物わかりがいいな」
「面積的にはそちらが大きいが、メイン道路に繋がらない袋地ですよね?」
「ここは争っても互いに傷がつく」
「元幹事長とは離れるということですね?」
「それとある程度そちらで使ったら秘書を預けてほしいんだよ」
「秘書は元々?」
「彼は元幹事長の金庫番だったんだ」






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学生時代に書きためたノートの埃を払って万年筆の文字を打ち直し始めた2作目です。この作品は未完で今回はなんとしても完成したいです。

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