空白 反撃11
FC2ブログ

反撃11

 会長はあまりにもあっさり合意した。どうも出来レースなのかもしれない。探偵の報告ではファイクサーは今朝赤坂のホテルを引き上げたという。それに合わせたように会長も私の報告を聞いてホテルを引き上げた。どうも私に次の作業を自動的に振ったのだろう。
 記者に携帯を入れて次の原稿から警備会社とフィクサーの関連を抜いてもらい、代わりに元幹事長と金庫番の秘書の話を差し込んだ。用意していたようにカオルのところにその時代の詳細と写真が同封されて送られてきた。
「会長は何を考えている?」
「何を考えているのか分からない。それよりもう帰るの?」
 パソコンを開いて赤坂の地図を見てる。ずいぶん前から購入分の評価を出しているが、フィイクサーの分も評価し直しいる。どうも二人の争いのゴールはここにあるようだ。
「赤坂って仕上がったらいくらくらいになるの?」
「どうも二人はR事件の埋蔵金を掘りだすらしい。時価で2000億は下らないだろう」
「じゃあそれなのに私の貰うのは10億ぽっちなの?」
「変に絡むのはよせ。竿だけでは済まないぞ」
「でも」
「カオル会長の知ってることを教えてくれ」
「いいよ。私も調べたものがある」
 素早く携帯を取った。
「総理?」
「君か?元総理だ」
「晩飯どうですか?」
「今カオルのところにいるのだろう?カオルも連れて赤坂の料亭はどうだね?」
 どうも彼も会長の動きを掴んでいるようだ。カオルが頷いている。



スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

FC2USER015477MKZ

Author:FC2USER015477MKZ
学生時代に書きためたノートの埃を払って万年筆の文字を打ち直し始めた2作目です。この作品は未完で今回はなんとしても完成したいです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
プロフィール

FC2USER015477MKZ

Author:FC2USER015477MKZ
学生時代に書きためたノートの埃を払って万年筆の文字を打ち直し始めた2作目です。この作品は未完で今回はなんとしても完成したいです。

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR