空白 足掻き3

足掻き3

 どうもカオルが番頭を付けてくれたようだ。フィクサーが裏にいれば警備会社の会長に会うことは罠に嵌りに行くようなものだ。だが私の勘では話した感じ白だという気がする。私は赤坂のホテルのロビーの喫茶店を指定した。
「大変でしたね?」
「まだ意識が戻っていません」
 彼は封筒から写真を数枚出してきた。
「あれからこちらの警備会社で事故の様子を調べさせました。ちょうどコンビニの前で運転席から飛び降りています。顔の部分を拡大したのがこの写真です」
 警察より手回しがいい。防犯カメラを解析したようだ。
「この男はR事件の時にも2人殺しています。それでフィクサーにも確認しましたよ。彼とはあれ以来接触していないようです。今使っているのは元幹事長とのことです。本来は先に秘書を殺すつもりだが見つからないので大本を狙った。現在捜索中です。私どもは和解を果たして早く赤坂の整理をしたいのです」
「警察には?」
「公表は控えたいのです」
 赤坂が表に浮かんできてしまう。内々で整理すべきだろう。
「契約は進められますか?」
「会長は和解には合意していますが、意識がないと動かせれません。元幹事長はなぜそんなに急いでいるのですか?」
「金が動かせないのに加え、秘書が出てきたらと考えているのですよ。追い詰めすぎたのです」
 彼と別れると番頭の車でカオルの店に走る。車の中で探偵に犯人のプロフィールを伝える。











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学生時代に書きためたノートの埃を払って万年筆の文字を打ち直し始めた2作目です。この作品は未完で今回はなんとしても完成したいです。

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