空白 足掻き4

足掻き4

 朝からカオルの部屋に探偵が来ている。カオルは先程病院に出かけた。会長が意識を失って5日目になる。兄弟はそれぞれ弁護士を付けて大変なことになっているという。私は赤坂の土地を繋いでみて問題点を整理している。とくに廃道が可能かどうかだ。そのためには後何か所か土地を購入する必要がある。赤坂の現場に携帯を入れて地図を見ながら交渉の指示を出す。
 探偵がパソコンを開いて説明を始める。
「蜥蜴とあだ名があるこの男は60歳ほどで犯罪歴もやくざ組織にも名前がない。蜥蜴は右腕に蜥蜴の刺青があるからだそうだ。R事件の時地上げを担当していたようで、フィクサーがずっと使っていた。一時は地上げした赤坂のマンションに住んでいたようだが、今はどこに住んでいるかも不明だ」
「元幹事長とは?」
「派閥の資金稼ぎで今逃げている秘書の紹介で元幹事長が使い始めた」
「警備会社の会長は2人殺してると言っていた」
「いやもっと殺してるだろうな。私が係った事件でも彼の名前が挙がっていた。元々R社の開発担当の課長だったそうだ。それで、フィクサーが赤坂の件で彼を雇っていた」
「エリートサラリーマンか」
「あの事件で人生が変わってしまったんだよ。君とよく似ているさ」
 説明の途中カオルから携帯だ。
「今から病院に飛んできて!赤坂の件も説明してね。記憶が戻ったけど医師は長くないと言ってる」
「分かったすぐに出る」
「俺の車で送る」
 もう探偵が立ち上げっている。






スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

FC2USER015477MKZ

Author:FC2USER015477MKZ
学生時代に書きためたノートの埃を払って万年筆の文字を打ち直し始めた2作目です。この作品は未完で今回はなんとしても完成したいです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
プロフィール

FC2USER015477MKZ

Author:FC2USER015477MKZ
学生時代に書きためたノートの埃を払って万年筆の文字を打ち直し始めた2作目です。この作品は未完で今回はなんとしても完成したいです。

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR