空白 足掻き9
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足掻き9

 甲府に着いたら駅に警備会社の会長が迎えに来てくれた。会長は前日に来ていてフィクサーと話を済ませているようだ。私の膝に今朝発売の週刊誌を置いた。あの記者の殺し屋の写真が入った記事だ。そのまま無言で塾の本部がある屋敷に車が入った。
 書斎に通されるとすでにフィクサーがコーヒーを飲んでいる。
「昨夜彼と話したが、残念ながら決裂したよ。この記事も読ませてもらった」
「元幹事長の要求は?」
「私の持っている赤坂の土地を半分要求している。それだけじゃなく亡くなられた会長の土地も手に入れる予定だそうだ」
 長男と組んだのだ。長男は赤坂の土地のことを知らされたわけだ。
「もちろん私は断った。会長と組んだのだからね」
「ありがとうございます」
「どうする?」
「まず殺人犯を追い詰めます」
「だが殺人犯を殺されたら?」
「実は」
 私は鞄の中からファイルを出す。
「これは秘書とまだ反主流派のボスだった元幹事長との交渉の場面を撮った写真です。











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学生時代に書きためたノートの埃を払って万年筆の文字を打ち直し始めた2作目です。この作品は未完で今回はなんとしても完成したいです。

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