空白 足掻き10
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足掻き10

 元総理の力を借りて警察を動かした。週刊誌の記者には防犯カメラの映像を提出させた。それで再捜査となってあの男が指名手配になった。週刊誌には次の秘書の殺しの記事と元幹事長の密会の写真を載せた。元幹事長は資金を検察に押さえられているので次の作戦に移れない。
「長男の相続の裁判は?」
「こちらの弁護士が相手の弁護士と話したようだわ。遺言には全く問題ないということで私が父を殺していなければ争いは無理だろうって」
「その件はもうすぐ片が付くさ」
 カオルが会長から預かった封筒から秘書の手帳を出してくる。私は受け取ると念入りにページを繰る。元幹事長とのやり取りが将来の保険として事細かく書かれている。これらは私の調べとも合致している。だが後半のページが気になる。
「会長の殺人依頼は事実関係からすると無理があるが?」
「ええ、それは会長自身が書かせたのよ」
「どうして?」
「会長は最後に戦うのは元幹事長と見ぬいていた。彼を殺人未遂で追い詰める予定だった」
「今となったらその嘘は2人が死んだ今暴けないな。これをいつ使うかだ」
 その時携帯が鳴って取る。
「元幹事長の秘書のマンションで貴重な映像が取れたよ」
 探偵の声だ。
「殺人者の映像だ」
「そこにいる?」
「今はいない」









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学生時代に書きためたノートの埃を払って万年筆の文字を打ち直し始めた2作目です。この作品は未完で今回はなんとしても完成したいです。

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