空白 空白4
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空白4

「御機嫌よう!」
 17年ぶりにこの携帯からカオルの声が聞えた。
「日本に戻ってきたのか?」
「日本どころか今サエの店にいるよ」
「2時間も話した」
 サエの声が聞えた。
「それで今夜は貸し切ったのよ」
「何を?」
「阿倍野のあの白い壁のホテルまだ残っている吃驚した」
「まさか?」
「ここ2年もサエを抱いてないのね」
「そんなことまで?」
「立たなくなった?」
「もう若くない。だがだからサエが抱けないのじゃなんだ。それよりどうしてまだ会社の役員に入っている?」
「だって私といつまでも一緒だって」
「17年間は長かったな」
「あっという間だった。でもねいつも夢を見てた。会長が死ななかったらいつまでも修司と一緒だったのにね」
「でも今日だけ」
 サエの声がする。




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学生時代に書きためたノートの埃を払って万年筆の文字を打ち直し始めた2作目です。この作品は未完で今回はなんとしても完成したいです。

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