空白 背中が見える 4
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背中が見える 4

 サエは最近は夜中になっても戻ってこない。急ぎの衣裳が持ち込まれたようで店を閉めてからミシンをかけているようだ。どういう訳か姉さんが詳しい。仕事が終わってボンのいるだろう喫茶店を覗いても見つからない。女将の店を覗くとボンの彼女のフミコと映画を見に行っているということだった。
 ジャンジャン横丁にも出てみようと信号を待っていると思い切りタクシーの中に引きこまれた。これはぶつけられた交差点だと慌てた。そのままタクシーがラブホテルの中に入っていく。
「カノンや」
 部屋に入って顔を見ると黒髪の女だ。そのまま服を脱ぎ捨ててズボンのチャックを下げる。
「汚いぞ!」
「この臭いがたまらんの」
「喉まで入っているで」
 顔が真っ赤だ。もがく声に白目をむいている。手を解こうにも離さない。イサムのものが勢いよく弾けた。
「凄い!溜まってたね。彼女してくれないのかしら?」
「どうした?」
「さっきまでホテルで撮影してたんだけどあんな男大嫌い。後でゆっくりやるね。ビールでも飲もうか?」
「吐きだせよ。不味くなるぞ」
「飲み干すの」
 どうもこの女といるとおかしくなる。2本目を空けるとカノンも落ち着いて来た。煙草を取り出してふかしている。
「そうそう、今日の組の男あんたの写真を持っていたよ」
と言って鞄から出す。
 今度のはマジックで写真に黒ひげが塗られている。








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学生時代に書きためたノートの埃を払って万年筆の文字を打ち直し始めた2作目です。この作品は未完で今回はなんとしても完成したいです。

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