空白  登場 3
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登場 3

 『白薔薇』のママから裏切られてあのやくざが現れたら諦めることにした。それだけ彼女の登場がインパクトがあった。それから急に寝ているサエを起こして抱くようになった。何か記憶が蘇るのが恐ろしかった。
 久しぶりに新聞記者から前の小料理屋で会いたいと連絡があった.
「伊藤は不起訴になりましたよ」
 ビールを一息であおると、記者は残念そうに話しだす。
「もちろん不良貸し付けについては捜査はまだ続きます。だがメインバンクの調査が中止されたのです。どうも頭取の指示だという噂が流れています」
「『白薔薇』のママは何者ですか?」
「前も言ったように元々は伊藤の女と言われていますが、途中から頭取の女のなったように思います。表向きは30歳と言われていますが、伊藤の店に出た頃は18歳と記録には出ているので、そこから逆算すると27歳になるのですが、それよりまだ2つ3つ若いと」
 彼は鞄の中から店に出た頃の写真を出してみせる。
「今彼女はどちらについているのですか?」
「頭取です。これはまだ公表していないのですが、頭取と彼女の繋ぎは第2課長のあなたがしていたのです。彼女は店の最上階のマンションに住んでいます。どうもそこに頭取が来ていたようです。頭取が来るときは必ず店にあなたが現れたそうです」
 記者はかなり調べてきているようだ。
「彼女はあなたの失踪から関東のやくざとは別にプロの探偵にあなたを探させていたようです。これは最近分かりました。これは私の勝手な推測ですが、伊藤はあるもので頭取を脅していたようです。あるものは分かりません。頭取は確かに弱みを持っていたのでかなり彼の言いなりになっていたようです。それがあなたの手元にあると双方思っています」
「それは何ですか?」
「分かりません。だから近々に私は『白薔薇』のママと会うように思うのです」
 実は偶然にすでに会ってしまっていた。
















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学生時代に書きためたノートの埃を払って万年筆の文字を打ち直し始めた2作目です。この作品は未完で今回はなんとしても完成したいです。

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